計画概要
基礎は調査の上、補強すると共に、基礎内部に防湿土間コンクリートを打ち、湿気対策を講じる。床下換気口を適切に設置する。
南側の山は木が大きく育っている為、斜面に負担が多くなっている。木の伐採はしなければならない。
現在掃き出し窓になっている部分を腰窓とし、現況の基礎の外側に1m~1.2m程の高さで基礎を立ち上げるようにする。
これは山が崩れても建物を保護する為である。
採光の問題は、ここに限らず谷戸の多い鎌倉では解決しなければならない問題である。
ここでは出来るだけ上から光を取り、それを内部の壁に反射させることで全体に明るさが行き渡るように意図した。
また南側に壁を立ち上げることによって、外壁に当たる光を反射させ、山の斜面をも明るくするように考えている。